宗教に関する公約まとめ【第25回参議院議員通常選挙】

第25回参議院議員通常選挙(2019年・令和元年)における、宗教に関する各政党その他の政治団体の政策公約・選挙公約・マニフェストを比較できるよう、まとめたページです。

各政党その他の政治団体の公約

自由民主党

自由民主党は「令和元年政策パンフレット」および「令和元年政策パンフレット」において、宗教に関する公約を表明していない。

公明党

公明党は、「2019参院選 重点政策5つの柱」および「成長戦略2019―課題解決型イノベーションの創造と経済社会の持続的発展-」において、宗教に関する公約を表明していない。

立憲民主党

立憲民主党は、「立憲ビジョン2019」において、宗教に関する公約を表明していない。

国民民主党

国民民主党は、「新しい答え2019」において、宗教に関する公約を表明していない。

日本共産党

日本共産党は、「希望と安心の日本を――参院選にあたっての日本共産党の公約」において、宗教に関する公約を表明していない。

日本維新の会

日本維新の会は、「第25回参議院議員通常選挙 日本維新の会マニフェスト」において、宗教に関する公約を表明していない。

社会民主党

社会民主党は、「ソーシャルビジョン3つの柱」において、宗教に関する公約を表明していない。

NHKから国民を守る党

NHKから国民を守る党の政策は、NHKに関すること以外は「直接有権者の声を聞く」というものである。

(参照:直接民主主義の実現がNHKから国民を守る党の政策です。 – YouTube

それゆえ、宗教政策についても、有権者の直接投票により決定するものと思われる。

オリーブの木

「オリーブの木」は、宗教に関する公約を表明していない。

幸福実現党

幸福実現党は、「宗教教育」と「宗教立国」を推し進めることを表明している。

宗教教育による徳育の充実、歴史教育

104 善悪の価値観や正義、自助努力の精神、愛や寛容の心などを教える道徳教育、宗教教育を充実させ、神仏を敬う心や宗教的情操を育みます。これにより、信仰を持つことが常識である国際社会のなかで、相互理解を図る能力を養います。

■「特別の教科 道徳」の意義ある実施に向け、宗教的情操教育も含めた多様な価値観を具体的に学べるよう学習指導要領、教員養成プログラムの充実を図ります。

(幸福実現党「夢は尽きない123の政策」より引用)

宗教立国

113 国家運営の土台に、正しい世界観と人生観を教える宗教を置く「宗教立国」を目指します。

■「信教の自由」を守り抜きます。現行憲法の「政教分離」規定は、宗教団体とその信者の政治参加の自由を制限するものではありませんが、誤解を招くおそれがあるため見直します。■ 政府の財政難を理由に取り沙汰される「宗教への課税」は、課税当局など公権力が宗教活動に介入することを禁じる「信教の自由」の侵害であるため反対します。■寛容で多様な宗教観を生かしながら、宗教・宗派や国家間の対立を乗り越えるための「真の国際的正義」を示し、特に「キリスト教圏」対「イスラム教圏」の戦いに終止符を打つことができるよう外交的に橋渡しします。■世界で最も高い人権意識を持つ国としての地位を確立するとともに、人権弾圧が横行する無神論国家の体制を改めさせる方向で外交を展開します。■宗教政党として、将来的には世界の核廃絶を実現します。

(幸福実現党「夢は尽きない123の政策」より引用)

労働の解放をめざす労働者党

労働の解放をめざす労働者党は、宗教の存在に否定的な立場をとっている。

同党の綱領より、宗教に言及した箇所を引用する。

 階級の廃止とともに、一切の差別――人種、民族、身分、出生、性、心身障害、宗教等々による――も廃止される、というのは、もはや一部の人々を他の人々と対立させて差別するどんな根拠もなくなるからである。差別の克服の出発点は、差別されて来た人々が他の人々と同じ条件で――必要な配慮のもとに――社会的労働を担うことである。

(中略)

労働者階級の闘いは、経済闘争、政治闘争であるばかりでなく思想闘争であり、労働の解放をめざす労働者党は、一切の神秘主義的・観念論的イデオロギーや宗教的迷妄に対する断固たる、一貫した闘いを貫徹する。
しかし、現代においては、神秘主義や宗教の根源は、主として勤労大衆を圧迫する資本主義の諸力に対する勤労大衆の無力にこそあり、資本の諸力が勤労大衆に対して「暗黒の力」としてあらわれることにある。労働者党の任務は基本的に、労働者階級の闘いを組織し、そこに勤労大衆を引き入れることによって勤労大衆の無力を克服することであり、まさにこの闘いをとおして、また社会主義を闘いとることによって、広汎な勤労大衆をあらゆる観念的迷妄から解放することである。
従って観念論と宗教に対する闘いは、資本の支配と搾取に反対する労働者の階級闘争に従属させられなくてはならず、政治的任務そのものに“高め”られたり、自己目的化されてはならない。

労働の解放をめざす労働者党 綱領・規約より引用)

まとめ・比較

このページでとりあげた政党・政治団体の中で、宗教に関する見解を示しているのは、「幸福実現党」と「労働の解放をめざす労働者党」のみである。

「幸福実現党」は宗教に肯定的な立場であるのに対し、「労働の解放をめざす労働者党」は宗教に否定的な立場である。

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