EC(eコマース;e-commerce)ビジネスのビジネスモデル(事業構造)を分析するための視点について書いています。
ビジネスモデルのタイプ
直販型とマーケットプレイス型の2つに分類できます。
直販型
自社で商品を仕入れて(買い取って)販売します。
(例)Amazon、ヨドバシ.com、アスクル、ミスミ、オムニ7
マーケットプレイス型
売り手と買い手のマッチングを行います。自社で商品仕入はしません。
マーケットプレイス型は、さらに店舗出店型とフリ―マーケット型(フリマ型)に分類できます。
店舗出店型
売り手が店舗。
(例)楽天市場、Yahoo!ショッピング、淘宝網(タオバオワン)
フリ―マーケット型(フリマ型)
売り手が個人。
(例)ヤフオク!、メルカリ
収益構造
ECビジネスの売上高(ネット売上)を分解すると、次の通りです。
- ネット売上=取扱高(グロス売上)×テイクレート
取扱高は、英語でGMS(Gross Merchandize Sales)やGMV(Gross Merchandize Rate)といいます。
テイクレートは、英語で表すとTake Rateで、他にマネタイゼーションレート(Monetization Rate)ともいいます。
参考文献
シバタナオキ(2017)『MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣』日経BP社